僕はこの数年ずっとzoomのハンディーレコーダーを愛用しています。最初に買ったのが名機として名高いH4n(現在はH4nProとして発売されています)でした。約6年間、いろんな場所で活躍してくれました。
複数楽器の録音をすることもあり最上位機種であるH6も購入し、2台体制でやってきましたが、落下事故によって(完全に自分が悪い…)H4nがついに使えなくなり、H5
を追加購入しました。
というわけでH5とH6の音質比較対決をやります!
▷H5 vs H6

H5の上位機種がH6となっています。見た目や、上部のマイクも違いますね。今回は細かなスペックの違いには触れません。
価格は2020年1月現在、amazonでH5が29,000円、H6が41,000円です。約12,000円という価格差が音質にどのぐらい影響があるのか、検証していきましょう!
▷音質検証
2つのレコーダーをピアノに向けてこのようにセッティングします。

録れた音がこれです。早速聴いてみましょう。可能ならモニターヘッドフォン推奨です!(スマホやタブレットでご覧の方はListen in browserをタップ、再生されるまで5秒ほどかかります)
H.パーセル作曲 サラバンド(H5で録音)
H.パーセル作曲 サラバンド(H6で録音)
いかがでしょうか。結構違いますね。
H6に比べてH5は高周波のサーーというノイズが若干多い気がします。それ以外にも、音の伸びやかさに違いがありますね。H6の方が奥行きと広がりを感じます。
では、低音域と高音域もチェックしましょう。
サウンドチェック(H5で録音)
サウンドチェック(H6で録音)
これも違いますね。音のリアルさでH6に分配が上がります。H5の音は少し圧縮がかかったような印象を受けます。H6の方が音の解像感がやや高いですね。価格差12,000円だけのことはあると言えそうです。
といわけで音質対決の勝者はH6に決まりです!!
…と言いたいところなんですがちょっと待ってください。
実はこのH5とH6はマイクを取り外して別のマイクに交換することができるんです。そもそも先ほどの検証は違うマイクでの検証だったので、結果が違うのは当然といえば当然です。今度はH6と同じマイクであるXYH-6(別売り)を取り付けて再検証してみましょう。

▷再検証
同じマイクをつけて録音開始!

では、聴いてみましょう。
サラバンド テイク2(H5+XYH-6で録音)
サラバンド テイク2(H6で録音)
あれ、H5のノイズが消えてる…。音質もかなりH6に近くなってる!
低音域と高音域のサウンドチェックも聴いてみましょう。
サウンドチェック テイク2(H5+XYH-6で録音)
サウンドチェック テイク2(H6で録音)
やっぱりそれほど大きくは変わりませんね。ということはマイクの性能の違いだったのでしょうか。明らかに先ほどの検証結果とは違います。
メーカーによるとH5とH6の録音性能は同等みたいです。音質の違いはマイクの差だったんですね。これでかなり納得できました。ではまとめていきます!
▷まとめ
1.付属のマイクをそのまま使用するとH6の方が良い
2.同じマイク(XYH-6)を接続すると音質はかなり近くなる
2つのレコーダーはその価格差約12,000円ですが、その音質差以外にも丈夫な専用キャリングケースが付いてきたり、外部マイクの接続端子もH6の方が多く、バッテリーもH6の方が長持ちします。

以上の点を踏まえると総合的にはH6の方が音も良くてお買い得感があります。ただし、H5
に別売りのXYH-6
をつけることで音質はほぼ同じになるので、少しでも安く高音質な録音をしたい方、もしくは既にH5をお持ちの方にはH5とXYH-6の組み合わせをオススメします!
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